「ダイエット中だから食べない!」
1日に食べるのはリンゴ1つと水だけ。
なるべくこれを目標体重まで継続する。
あなたもこれに近いダイエット方法を実践したことがあったり、やっている人をご存知かもしれません。
この心意気は大変素晴らしいのですが…
こうした食べないダイエットはリバウンド率が非常に高いことをご存知でしょうか?
今回は「食べないダイエットがリバウンドする理由」についてお伝えします。
食べないダイエットが絶対に成功しない理その①筋肉量が落ちる
まず、人間の体は常に「分解」と「合成」を行っています。
分解:脂肪も筋肉も減少する状態
合成:脂肪も筋肉も増加する状態
これを簡単に言い換えると
食べてない時は分解で
食べてる時は合成、ということです。
つまり食べないダイエットの状態は体が「分解」されている状態を表します。
これを聞くと、「脂肪が分解されてるんだから良いじゃん!」
と感じるかもしれませんが、実はそれ以上の弊害が起こるのです。
前述した通り、分解が優位な時は脂肪も減少するのですが、「筋肉」も減少していきます。
こうなると何がマズいかというと
カラダのメリハリを演出するパーツが無くなるということです。
つまり痩せたはいいけど、締まりが無くてブヨブヨした感じの体に。
イメージ的にいうと、瘦せた後に
「何だか…やつれたね。大丈夫?」
と心配される感じです。
・・・
これではせっかく瘦せてももったいないですよね!
瘦せてキレイでカッコいいメリハリボディを手に入れるためにも、食べないダイエットで体のシルエットを演出する筋肉を落とすのはNGです!
食べないダイエットが絶対に成功しない理由その②代謝が悪くなる
これは先ほどの話に関連することですが、筋肉量が減少することにより代謝が減少します。
代謝を簡単にいうと「体が生まれ変わる力」ということですが、代謝が悪くなると脂肪を蓄積しやすい体になります。
おまけに筋肉量が減少すると筋肉の伸び縮みにより起こる体液循環(リンパの流れなど)も弱まるため、カラダに老廃物が蓄積しやすく、カラダが重だるかったり、疲れがたまりやすいカラダになります。
そして厄介なのが、またリバウンドしてしまった時です。
仮に頑張って食べないダイエットで瘦せたとして、そのあと残念ながらリバウンドしてしまったとしたら…
「脂肪」は増えても「筋肉」は増えないわけです。
つまり脂肪を燃やす力が弱くなった状態で元通り、ということです。
そうしてリバウンドを繰り返すたびに痩せられない体に変わっていくわけです。
こうなると本末転倒。
筋肉量が落ちて代謝が悪くなることは、後に首を絞めることになるかもしれません。
食べないダイエットが絶対に成功しない理由その③そもそも続かない
ここが食べないダイエットをお勧めしない大きなポイントですね!
食べないダイエットがずっと続けられるのなら瘦せ続けられますが(でも前述した観点からオススメではありませんよ!)
この食べないダイエットにはいつか終わりが来るでしょう。
ダイエットとは短期的に行うものではなく「ライフスタイル」として行うべきもの。
ダイエットの語源は「正しい生活」という意味です。
この視点から言うと、食べないダイエットというのは一生続けるのが難しい。
つまり短期的で無理のあるダイエットであると言えます。
意識しないといけないのは、そのダイエット方法が続けられるかどうか?無理がないかどうか?ということです。
この点を考えてダイエットに挑戦するのがベターでしょう。
いかがでしょうか?
確かに食べないダイエットにより体重はグッと減少していきます。
しかし筋肉量もグッと減少したり、代謝が悪くなったり、そもそも続かなかったり。
食べないダイエットの後にはリバウンドが両手を広げて待っています。
そうならないためにも
・タンパク質(肉魚卵豆)を体重×1~1.5g程度摂取する
・適度な運動を週2~3回取り入れる
この原則を中心に、キレイでカッコいい体を手に入れるためのダイエットに取り組んでいきましょう!
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