品川のパーソナルトレーニングジム レブルス
パーソナルトレーナーの谷けいじです。
今日のテーマは「転倒骨折・寝たきり予防」です。
どなたも直面する現実。今は元気な方も、ぜひ読んで予防してください。
高齢者の寝たきり期間が社会問題になっています!
厚生労働省の発表によると男性は9.2年、女性は12.7年も寝たきり期間があります。
日本は世界1の長寿国ですが、寝たきり期間も世界1となっています。
また、寝たきり状態になる理由として
1位:脳血管疾患 18.5%
2位:認知症 15.8%
3位:高齢による衰弱 13.4%
4位:転倒・骨折 11.8%
5位:関節疾患 10.9%
が挙げられます。
つまり3位から5位は運動機能が低下することで発生するものであり、早期からの取り組みにより予防することが可能です。
そこで転倒骨折をはじめとして、寝たきり状態を回避するために手軽で簡単に出来て、最も重要な運動である「前屈」についてお伝えします。
なぜ前屈が重要なのか?
前屈が硬いということは、モモ裏の筋肉が硬いことを意味します。(図①)
モモ裏の筋肉が硬くなると骨盤が丸まり(後傾)、自然と膝が曲がりやすい状態になります。 (図②)
そうなると体が後ろに倒れてしまうため、無意識的に体を前かがみにしてバランスを取ろうとします。
こうしていわゆる「老人体型」が出来上がります。 (図③)
こうなることで歩幅が小さくなり、横にフラフラと重心が移動しやすくなって転倒骨折が発生します。
前屈で転倒リスクを下げられる理由
前屈を行うことで、モモ裏やお尻の筋肉を柔らかくすることができます。
そうすると骨盤が立った状態(前傾)になり、背骨で繋がっている肩甲骨も一緒に立ち上がります。
つまり姿勢が良くなります。
そして一歩の歩幅が自然と大きくなるため左右のフラつきも無くなり、転倒リスクをぐっと下げることができます。
そのほかにも前屈が出来るようになることで姿勢が改善され、肩こり・腰痛・頭痛などの症状を根本的に改善することが出来ます。
1日3分、2週間で効果を実感できる!
しかし、これまで運動習慣がなかった方がいきなり前屈を行なっても上手く出来ません。
さらに血圧が高い場合、無理にいきんで前屈を行うことで血管系に負担をかけることも心配されます。
なので、まずはアキレス腱伸ばしやお尻ストレッチなど、裏モモが伸ばしやすいように周りからアプローチを行なってから前屈に取り組む方法をお勧めします。
1日3分程度の運動を2週間程度続けると、柔軟性の変化を実感できるようになります。
そこから筋力トレーニングを行うことで、安全かつ効果的に身体機能の改善を図ることが出来ます。
前屈は健康寿命を伸ばす入り口に最適
僕はこれまで運動機能訓練型デイサービスの管理者として、多くの要介護高齢者に運動指導を行なってきました。
その経験から、前屈が出来る人は非常に元気であること、そして前屈が出来るようになることで元気を取り戻す方をたくさん見てきました。
もちろん、要介護状態に陥る前に健康に目を向けられるに越したことはありません。
元気なうちから前屈がペタッと出来る体づくりを実践して、寝たきり予防に取り組む人が増えることを願っています。
前屈の本が出ます!
2017年4月10日に初書籍
「どんな人でもペタッと前屈!」が出版されます!
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「どんな人でもペタッと前屈!」
出版記念講演会&パーティー
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2017年4月23日(日)
14:30〜17:30出版記念講演会
18:00〜21:00出版記念パーティー(立食形式)
場所:御茶ノ水駅 徒歩2分
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