僕がトレーナーになった理由

学生時代、体操競技に明け暮た結果
高2で腰椎椎間板ヘルニアを発症し動けなくなった。
.
体を曲げようとすると極度の坐骨神経痛に襲われて全く曲げられない。
.
右脚はお尻から爪先まで感覚がない。
.
痛くて座れないので、授業は後ろに立って受けていた。
.
.
医者に行くと
「これは体操諦めて手術か、痛いの我慢して生きるかどっちかだよ」
と言われた。
.
.
どっちも嫌だったので、
鍼灸、整体、ブロック注射、サプリ、変な薬
いろいろたくさん試した。
.
だけど2・3日痛みがマシになるだけで、また元どおりだった。
.
.
何をするにも痛くてやる気が出ない。
スポーツ推薦で進学していた手前、
何もできなくなった自分を責めて心も病んだ。
.
.
もう何をしても無理だと諦めた時、
近所のおばちゃんにたまたまリハビリ専用ジムを紹介された。
.
散々試してきてダメだったので、
諦め半分でジムに通うことにした。
.
ジムのトレーナーが、
くる日もくる日も熱心に指導してくれた。
.
最初半信半疑だった僕も
途中からマジでリハビリに打ち込んだ。
.
そうすると信じられないくらい体の状態が改善した。
.
右脚の感覚が戻り、以前のように体が曲げられるようになった。
.
.
おかげで僕は大学を卒業するまで体操を続けることができた。
.
何より、体も心も病んで鬱屈としていた自分が、
以前の元気な自分を取り戻せたことが嬉しかった。
.
.
.
その経験から自分を救ってくれたトレーナーのように、
僕も困っている人を救えるトレーナーになりたいと心から思った。
.
.
.
「健康が全てではないが、健康を失うと全てを失う」
自分が身を以て感じたからこそ、本当にそう思う。
.
今となっては、ヘルニアになったのは自分にとってギフトだったと思う。
しかしそう言えるのは、健康を取り戻せたからだ。
.
.
世の中、健康を失ってから
健康の尊さに気づく人の方が圧倒的に多い。
.
かつての自分もそうだったけど、
重要だけど緊急じゃないからなかなか腰が上がらない。
.
でもできれば健康を失う前に、
守れるに越したことはない。
.
中にはずっと残る後遺症や
取り返しのつかない病気があるから。
.
.
どれだけお金持ちでも、
一生ベッドの上じゃ面白くない。
.
自分の足で歩いて
綺麗な景色を見て
美味しいものを食べて
毎日にっこりできるから
.
人生は楽しいと思う。
.
.
僕は体づくりを
「本来の自分に戻ること」
と定義している。
.
.
この体づくりを通した変化を望む人に
役立てるトレーナーとして今日もこれからも歩き続けたい。
.
URL :
TRACKBACK URL :

コメントフォーム

*
*
* (公開されません)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

COMMENT ON FACEBOOK